外壁コーキングの費用相場は工法ごとに異なる|安く抑えるコツや必要なタイミングなども解説

外壁のコーキングは、住宅の防水性や耐久性を維持するために欠かせない工事です。しかし、「どれくらいの費用がかかるのか?」と気になる方も多いでしょう。
実際、コーキングの劣化を放置すると、雨漏りや外壁のひび割れにつながり、修繕費用が高額になることもあります。
そこで本記事では、外壁コーキングの費用相場を工法ごとにご紹介し、安く抑えるコツや必要なタイミングなども解説します。
八幡建装は、千葉県、東京都全域で外壁塗装工事も行っており、無料で相談も承っています。
中間マージン費用がなく、お客様がお支払いする費用がすべて外壁塗装工事にかかる費用となるため、ぜひ一度相談してみてください。
目次
外壁コーキングの費用相場

外壁コーキングの費用は、工法によって異なります。ここからは、下記2つの工法別に費用相場を解説します。
- 打ち直しの費用相場
- 増し打ちの費用相場
ぜひ参考にしてください。
打ち直しの費用相場
外壁コーキングの打ち直し費用は、使用する材料の種類や施工する範囲、建物の状態などによって変動しますが、一般的な相場は、1mあたり500円から1,500円程度が目安です。
住宅全体のコーキングを打ち直す場合、30万円から80万円程度の費用がかかることが多く、特に劣化が進んでいる場合や高耐久なシーリング材を使用する場合は、さらに費用が上がることがあります。
また、足場の設置が必要なケースでは、その分のコストも加わるため、全体的な工事費用が増加する要因となるでしょう。
増し打ちの費用相場
増し打ちの一般的な相場としては1mあたり400円から1,200円程度となることが多いです。
打ち直しと比べると比較的安価に施工できますが、既存のコーキングの状態が悪い場合や、密着性を高めるための下処理が必要な場合には費用が上がることがあります。
住宅全体で施工する場合は、20万円から60万円程度が目安となり、特に目地の本数が多い建物ではその分の費用も増加します。
外壁コーキングの費用を安く抑えるコツ

外壁コーキングの費用を安く抑えるコツは、主に以下の通りです。
- 塗料のグレードを下げる
- 自治体の助成金を活用する
- 複数者から見積もりをとる
詳しく解説します。
塗料のグレードを下げる
外壁コーキングの費用を抑える方法の1つに、塗料のグレードを下げるという選択肢があります。
コーキング工事と一緒に外壁塗装を行う場合、使用する塗料の種類によって全体のコストが大きく変わるため、グレードを見直すことで費用を削減することが可能です。
一般的に、高耐久で高機能な塗料ほど価格が高くなり、シリコン系やフッ素系などの耐候性に優れた塗料を使用すると、総工費が大幅に上がる傾向があります。
一方で、アクリル系やウレタン系の塗料を選べば、比較的安価に施工することができ、初期費用を抑えることが可能です。
自治体の助成金を活用する
自治体では、住宅の修繕やリフォームに対して補助金や助成金の制度を設けているケースもあり、外壁塗装や防水工事の一環としてコーキング工事が対象になる場合があります。
助成金の支給額や条件は地域によって異なりますが、一般的には工事費用の一部を補助する形が多く、数万円から数十万円の支援が受けられる可能性があるのです。
申請には、工事の見積書や施工計画書の提出が必要な場合が多いため、事前に自治体のホームページや窓口で詳細を確認し、条件を満たすように準備を進めることが大切です。
また、申請期間が限られていることがあるため、工事のスケジュールを立てる際には助成金の申請期限を考慮する必要があります。
複数者から見積もりをとる
外壁コーキングの費用を安く抑えるためには、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。
同じ工事内容であっても、業者によって施工単価や使用するコーキング材の種類が異なり、それに伴い費用も大きく変動することがあります。
一社の見積もりだけで即決してしまうと、相場よりも高い料金で契約してしまう可能性があるため、最低でも三社以上から見積もりを取るのが理想的です。
見積もりを比較する際は、単純な総額の安さだけでなく、コーキングの耐久性や施工方法の違いを確認することが大切です。
外壁コーキングの必要性

外壁コーキングが必要な理由は、主に以下の通りです。
- 防水の役割を果たす
- 衝撃を吸収してくれる
詳しく解説します。
防水の役割を果たす
外壁コーキングは、建物の防水機能を維持するために欠かせない役割を果たしています。
外壁材の間やサッシの周囲など、建物にはわずかな隙間が存在し、これらの部分を適切に埋めることで雨水の侵入を防ぐのがコーキングの役目です。
特に日本のように四季があり、梅雨や台風などで大量の雨が降る地域では、コーキングの劣化が進むと雨漏りのリスクが高まります。
ひび割れや剥がれが生じたまま放置すると、そこから水分が浸入し、内部の木材や断熱材が湿気を帯びて腐食する原因となり、建物の耐久性にも影響を及ぼします。
さらに、外壁の塗装や防水層の寿命も短くなるため、結果的にメンテナンス費用が高額になってしまうことも考えられるでしょう。
コーキングを適切なタイミングで補修し、防水性を維持することは、建物全体の寿命を延ばし、大規模な修繕を防ぐうえで重要です。
衝撃を吸収してくれる
建物は地震や強風の影響を受けるとわずかに揺れたり歪んだりしますが、外壁材同士が硬いまま直接接触していると、その衝撃が逃げ場を失い、ひび割れや破損が生じる可能性があります。
コーキングが適切に施工されていることで、外壁材の間に柔軟性が生まれ、外部からの力を分散させることが可能です。
特に乾燥と湿気の繰り返しによる膨張や収縮にも対応できるため、長期間にわたり外壁材の耐久性を維持する役割を果たします。
外壁コーキングが必要となるタイミングとは

外壁コーキングが必要となるタイミングは、主に以下の通りです。
- コーキングのひび割れ・肉やせの症状が目立つ
- 10年ほど経過したタイミング
詳しく解説します。
コーキングのひび割れ・肉やせの症状が目立つ
外壁コーキングの補修が必要になるタイミングの一つとして、ひび割れや肉やせの症状が目立ってきたときが挙げられます。
コーキングは弾力性を持つ素材で施工されていますが、紫外線や風雨の影響を受け続けることで、徐々に劣化が進みます。
その結果、表面に細かなひびが入り、次第に大きな亀裂へと発展することがあるのです。
この状態を放置すると、雨水がひび割れ部分から内部に浸入し、建物の構造体や断熱材を劣化させる原因です。
10年ほど経過したタイミング
外壁コーキングの補修が必要になるタイミングの一つとして、築10年ほどが経過した時期が挙げられます。
一般的に、コーキングの耐用年数は10年前後とされており、この頃になると紫外線や風雨の影響による劣化が進みやすくなります。
特にコーキングの弾力性が失われ、硬化やひび割れが発生し始めるため、外観の変化がなくても注意が必要です。
建物の立地条件や気候によっては、10年を待たずに劣化が進むこともあるため、定期的な点検を行うことが重要です。
もし、コーキングが硬化して細かな亀裂が見られる場合や、外壁との間にわずかな隙間が生じている場合は、防水機能が低下している可能性が高く、早めの補修を検討するべきでしょう。
外壁コーキングに関するよくある質問

最後に、外壁コーキングに関するよくある質問の回答をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
外壁コーキングは自分で対応できる?
外壁コーキングを自分で対応することは可能です。
コーキング材を均等に塗布し、隙間をきれいに埋めるためには、正しい道具の使用と細かい作業が求められます。
適切な下処理ができていないと、コーキング材がしっかりと密着せず、長期間の効果を期待することができません。
また、コーキングの打ち替え作業を行う際には、既存のコーキングをきれいに剥がし、表面をきちんと清掃することが不可欠です。
さらに、高所作業が伴うことが多いため、足場の確保や安全対策にも十分な配慮が必要です。
コーキングの耐用年数は?
コーキングの耐用年数は、一般的には約5年から10年程度とされていますが、この期間は使用するコーキング材の種類や施工環境、気候条件などによって大きく異なります。
例えば、シリコン系のコーキング材は耐久性が高く、紫外線や雨風に強いため、比較的長い期間使用できます。
一方で、アクリル系やウレタン系のコーキング材は、シリコンに比べて耐久性が劣るため、劣化が早く、約5年ほどで再施工が必要となることが多いです。
外壁コーキングに関するご相談は八幡建装へ

外壁コーキングの費用は、工法によって異なります。
自分でコーキングも対応可能ですが、専門的な作業ですから、まずはどの工法でコーキングするのかを決めた上で業者に依頼するのがおすすめです。
八幡建装は、千葉県、東京都全域で外壁塗装工事も行っており、無料で相談も承っています。
中間マージン費用がなく、お客様がお支払いする費用がすべて外壁塗装工事にかかる費用となるため、ぜひ一度相談してみてください。