屋根塗装の工程と施工内容|屋根材別の工程や作業にかかる日数について解説
「屋根塗装の工程は?」
「屋根塗装作業にかかる日数は?」
上記のような疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか?
屋根塗装の工程は、全部で12個あり、日数もそれなりにかかります。
施工内容や工事期間などを把握しておくことで、最低限生活に支障をきたさずに生活することができるでしょう。
そこで本記事では、屋根塗装の工程と施工内容をご紹介し、屋根材別の工程や作業にかかる日数について解説します。屋根塗装を検討している方は、ぜひ最後までご一読ください。
八幡建装は、市川市にある総合リフォーム会社であり、市川市を中心に、船橋市や浦安市などで活動しています。
中間マージン費用がなく、お客様がお支払いする費用がすべてリフォームにかかる費用となるため、コスパ良く屋根塗装工事を実現することが可能です。
市川市や船橋市、浦安市で屋根塗装工事を頼みたい方やコストを抑えた屋根塗装工事をしてもらいたい方などは、ぜひ以下からご相談ください。
目次
一般的な屋根塗装工事の工程【施工内容】
一般的な屋根塗装工事の工程は、主に以下の通りです。
- 近隣住民への挨拶
- 現場の確認
- 足場の設置
- 高圧洗浄
- 下地補修
- 養生
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
- 完了確認
- 足場の解体
- 引き渡し
全体の流れを把握することで、どの工程でどんな作業をするのかを理解できるようになるでしょう。
それでは、順番に解説します。
近隣住民への挨拶
屋根塗装工事を行う際は、近隣住民への挨拶は重要なステップです。
工事が始まる前に近隣住民に工事の予定を知らせることで、騒音などによるトラブルを未然に防ぐ役割があります。
また、挨拶をすることで近隣住民との信頼関係を築くことができ、工事中に生じる騒音や通行の制限などに理解を得やすくなります。
挨拶の際には、工事の日程や期間、安全対策について説明し、住民の質問や要望にも丁寧に応えることが大切です。
近隣住民への挨拶は、円滑な工事進行と地域との良好なコミュニケーションを確保するために欠かせない要素となっています。
現場の確認
近隣住民へ挨拶を行った後は、業者による現場の確認です。
現場の確認によって屋根の状態や特性を正確に把握でき、適切な塗料や工程を選定し、最適な施工方法を決定できます。
屋根の劣化や損傷を見逃さず、早期に対処することで、将来的な問題を未然に防ぐことが可能です。また、屋根の形状や素材によって施工の難易度が変わるため、現場の確認によって適切な施工計画を立てることができます。
さらに、近隣環境や住民の要望も考慮し、工事の進行においてスムーズな調整を行うことができるでしょう。
足場の設置
業者による現場の確認が完了したら、塗装に入るために足場の設置を行います。足場は安全な作業環境を提供し、施工の品質向上に寄与します。
足場の設置により屋根への安全な移動が確保され、高所での作業も安定して行うことが可能です。また、足場は塗装面への均一なアプローチを可能にし、塗料のムラや飛び散りを防ぎます。
さらに、足場の設置によって周囲の建物や環境への被害を最小限に抑えることができます。施工の効率化にも寄与し、工期の短縮や作業コストの削減に繋がるでしょう。
高圧洗浄
高圧洗浄は古い塗料や汚れを効果的に除去することができる方法です。高圧洗浄機を使い、高水圧の水流で屋根表面を洗浄することで、汚れ、カビ、藻などを徹底的に取り除きます。
これにより、新しい塗料の密着性が向上し、塗膜の耐久性を高めることが可能です。また、高圧洗浄は手作業に比べて迅速で効率的なため、工事期間を短縮できる利点もあります。
下地補修
下地補修は屋根表面の傷みや劣化を修復し、塗料の密着性と耐久性を確保するために行われます。
古い塗膜の剥離や割れ、さび、腐食などがある場合、これらの問題を放置して塗装を行うと、塗料が剥がれたり、劣化が早まったりする恐れがあります。
下地補修では、専用の修復材や補修剤を使い、屋根の表面を丁寧に処理して問題箇所を修繕することが可能です。
これによって均一な平滑な下地を作り出し、新しい塗料の密着を確保します。
養生
下地補修のあとは、養生を行います。
養生は塗装を行う際に、屋根周辺や建物の外壁などを保護するために行い、塗料の飛び散りや落下を防止し、周囲の環境や植物への影響を最小限に抑えることが可能です。
屋根周辺にはシートや養生テープを使用し、精密な仕上がりを求める部分にはマスキングを施します。
また、養生によって建物内部の被害を未然に防ぎ、作業の効率化にも寄与します。養生は塗装の品質と安全を確保するために欠かせない工程であり、プロの技術と配慮が求められる重要なステップです。
下塗り
屋根塗装工事では、下塗りが重要な工程です。下塗りは、屋根表面の傷や劣化を補修し、塗料の密着性を高める役割を担っています。
まず、屋根表面をクリーニングして汚れや藻を取り除き、補修が必要な箇所を特定し、修復を行います。
修復後は、下塗り用のプライマーを塗布して、塗料の密着力を強化します。下塗りの質が優れていると、塗料の寿命が延びるため、長期間にわたって美しい仕上がりを保つことができるでしょう。
中塗り
中塗りは、下塗り後に行われる塗装の中間工程で、下塗りで整えた屋根表面をさらに均一に塗装し、耐久性を向上させるための工程です。
中塗りは下塗りよりも厚めに塗ることで、塗料の密着性を強化し、屋根を保護します。また、色のムラを防ぐためにも重要です。プロの技術と経験によって、適切な塗料と塗布方法が選ばれます。
中塗りが丁寧に行われることで、美しい仕上がりと長持ちする塗装が実現します。
上塗り
上塗りは、下塗りと中塗りの後に行われる重要な工程で、屋根表面に最終的な塗料を塗布することを意味します。
この工程では、美しい仕上がりと耐久性を確保するために丁寧な作業が求められます。適切な塗料を選び、塗布する前に表面のチェックを行い、不均等な部分を補修します。
そして、適切な塗料の厚みや塗布方法を遵守しつつ、均一かつ丁寧に塗装を行います。上塗りは屋根を外部からの要素や劣化から守り、美しさを保つために重要です。
完了確認
屋根塗装が仕上がったら、足場解体の前に以下のような内容を確認します。
- 屋根塗装の仕上がり
- 塗り残しの有無
- 養生のはがし忘れの有無
屋根塗装の完了確認とは、屋根塗装の最終確認を行うことです。屋根塗装の最終確認時に、気になる箇所があれば、その場で業者に見てもらうようにしましょう。
足場の解体
屋根塗装の最終確認が終われば、足場の解体を行います。屋根塗装工事の最終工程である足場の解体は、安全かつ効率的な作業を行うために重要なプロセスです。
解体では、まず安全確認を行い、周囲の安全を確保します。その後、段階的に足場を解体していきます。慎重な解体作業が必要で、周囲の建物や景観に損傷を与えないように配慮して行われます。
引き渡し
足場の解体後は、引き渡しが行われます。
屋根塗装工事の最終工程である引き渡しは、こちら側が工事完了した屋根を確認する重要な段階です。
引き渡し時、仕上がりの品質やこちらの要望に応じて、工事内容を丁寧に確認します。塗装の均一性や塗料の密着具合、仕上がりの美しさを検査し、万全な状態になっているかをチェックします。
屋根材別の塗装工程
ここまで、一般的な屋根塗装の作業工程についてお伝えしましたが、詳しく説明すると屋根材別に作業工程が異なります。
本項では、以下6つの屋根材ごとの塗装工程についてご紹介します。
- トタン屋根塗装の工程
- コロニアル屋根塗装の工程
- スレート屋根塗装の工程
- モニエル瓦屋根塗装の工程
- ガルバリウム鋼板屋根塗装の工程
- 折半屋根塗装の工程
ぜひ参考にしてみてください。
トタン屋根塗装の工程
トタン屋根塗装の工程は、主に以下の通りです。
- ケレン
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
ケレンとは、屋根塗装をする前に汚れや錆を落とす作業のことをいいます。この工程は、塗料の密着性を高め、塗装の耐久性を確保するために欠かせません。
次に、下塗り作業を行い、塗料の密着性を高め、屋根表面の傷や劣化を補修します。下塗りの後は、中塗り、上塗りを行い、塗りムラをなくし、厚みをつけます。
コロニアル屋根塗装の工程
コロニアル屋根塗装の工程は、主に以下の通りです。
- 高圧洗浄
- 縁切り
- 下塗り
- 上塗り
最初の工程は高圧洗浄となり、屋根表面の汚れやカビ、古い塗料などを強力な水圧で除去する作業です。
高圧洗浄が終わったら、縁切り作業を行います。屋根の縁や隅、細かな部分など、塗料が難しい箇所を丁寧に塗ります。
次は下塗りで、屋根と上塗り塗料の密着性を高めます。最後に、上塗り作業を行い、屋根表面に保護膜が形成され、屋根を外部からの要素や劣化から守ります。
スレート屋根塗装の工程
スレート屋根塗装の工程は、主に以下の通りです。
- 高圧洗浄
- タスペーサーの設置
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
まずは、高圧洗浄で屋根表面から汚れや藻、古い塗料を強力な水圧で洗い流します。そのあとは、タスペーサーの設置を行います。
タスペーサーは、スレート屋根の葺き替えや塗装工事時に、スレート同士の間に均等な隙間を作るために使用される小さなアイテムです。
適切な間隔でタスペーサーを設置し、スレート同士のズレや干渉を防ぎます。その後は、下塗りと上塗りを行い、完成です。
モニエル瓦屋根塗装の工程
モニエル瓦屋根塗装の工程は、主に以下の通りです。
- 高圧洗浄
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
最初に行う工程が、高圧洗浄です。モニエル瓦にはスラリー層があり、塗装する前に取り除く必要があります。
高圧洗浄が完了後、下塗りから上塗りまで行います。
ガルバリウム鋼板屋根塗装の工程
ガルバリウム鋼板屋根塗装の工程は、主に以下の通りです。
- ケレン
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
ケレンの工程では、屋根材に研磨をおこないます。しっかりと目粗しをすることで、塗料の密着性を高めます。
その後は、下塗りから上塗りまで行い、完了です。
折半屋根塗装の工程
折半屋根塗装の工程は、主に以下の通りです。
- 高圧洗浄
- ケレン
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
最初の工程は高圧洗浄となり、溜まっている汚れをしっかりと落とすことが大切です。折半屋根でさびている部分は高圧洗浄で落とすことは難しいため、下塗りではサビ止め塗装を使います。
下塗りが終わったら、中塗り、上塗りと順番に行い、仕上げていきます。
屋根塗装にかかる日数
屋根塗装にかかる日数は、1週間程度です。ただし、塗装の広さや状態、天候条件などによって異なります。
例えば、高圧洗浄や下塗りの後は乾燥させる期間が必要ですし、雨や雪などの悪天候の場合は作業ができません。
そのため、乾燥する時間や悪天候影響を考慮して計画し、最善のタイミングで工事を完了させることが重要です。
工期中はお客様の生活に支障がないよう配慮し、美しい仕上がりと耐久性を実現するために、プロの技術と経験が活かされます。
屋根塗装の工程を進めるに当たり注意すべきポイント
屋根塗装の工程を進めるに当たり注意すべきポイントは、以下の通りです。
- 見積り段階で入念に点検してもらう
- 屋根の素材に適切な塗料を選ぶ
- 外壁と屋根を一緒に施工することを検討する
- 洗濯物は原則外に干せない
あらかじめ注意すべきポイントを抑えておけば、安心して屋根塗装を依頼できるでしょう。それでは、順番に解説します。
見積り段階で入念に点検してもらう
屋根塗装の工程を進める上で重要なポイントは、見積り段階で入念に点検することです。屋根の状態を正確に把握し、必要な補修や下地処理、塗装の種類を適切に見積もります。
屋根の劣化や傷、さび、水漏れの有無をチェックし、それに応じた対策を立てることで、工程の予定と適切な塗料の選定が可能になります。
丁寧な点検と適切な見積もりによって、工事の品質と満足度を確保することができます。
屋根の素材に適切な塗料を選ぶ
屋根の素材に適切な塗料を選ぶことも、屋根塗装を行う際に抑えておくべきです。
屋根の素材に応じて耐候性や保護性に優れた塗料を選定します。例えば、スレートや瓦の屋根は、通気性を重視する塗料が適しています。
一方、金属やアスファルトシングルの屋根は、耐久性や防水性が求められるため、それに適した塗料を選ぶのがおすすめです。このように、屋根の素材に適切な塗料を選ぶことで、屋根塗装の耐久性と美観を確保します。
外壁と屋根を一緒に施工することを検討する
屋根塗装の費用を少しでも抑えたい場合、外壁と屋根を一緒に施工することを検討することが大切です。
同時に行うことで、足場や設備の共用ができ、工期も短縮されます。また、塗料の調合を一度で済ませることで、塗装の均一性を確保し、外観の統一感を高めることができるでしょう。
洗濯物は原則外に干せない
屋根塗装の工程を進める際、基本的に洗濯物を原則外に干せません。塗料が飛散する可能性があるため、塗装中は洗濯物を外に干すことは避ける必要があります。
塗料の微粒子が洗濯物に付着すると、汚れや色落ちの原因になります。
また、塗料の臭いや塗装作業中の騒音も洗濯物に影響を与える可能性が高く、工事中は洗濯物を室内に干すか、別の場所を利用するなど、周囲の状況に配慮して対策を取ることが大切です。
屋根塗装に関するよくある質問
最後に、屋根塗装に関するよくある質問の回答をします。
事前に疑問点や不安な部分を解決しておくことで、より屋根塗装に関する知識を身につけられるでしょう。
以下3つの内容をぜひ参考にしてみてください。
屋根塗装のスケジュールは?
屋根塗装のスケジュールは、大体7日から10日程度です。ただし、外壁塗装も一緒に行うのであれば、14日程度かかります。
屋根塗装は何月に行うほうがいい?
屋根塗装は、気候が穏やかになる春・秋がおすすめです。
夏や冬でもできますが、夏だと屋根の温度が熱くなり、塗料が揮発しやすくなってしまいますし、冬は場所によって雪がふるため、難しいといえるでしょう。
夏でも出来ますが、屋根の上は45℃以上の高温になっている可能性が高く、温度が高すぎると塗料が揮発しやすいので、気泡が入って仕上がりが悪くなることがあります。
屋根塗装をdiyで行う際の手順は?
屋根塗装をdiyで行う場合、以下の手順で行います。
- 屋根塗装に必要な道具を揃える
- 足場を設置する
- 屋根の下地処理を行う
- 塗料する
- 足場解体
ただし、屋根塗装を自分で行うとなれば、自分で行うよりも業者に依頼することをおすすめします。
高い技術が必要となるため、自分で行うより業者に依頼を検討しましょう。
屋根塗装のご相談なら八幡建装へ!
本記事では、屋根塗装の工程と施工内容をご紹介し、屋根材別の工程や作業にかかる日数について解説しました。
屋根塗装の作業工程は、全部で12種類あり、期間は約1週間となります。
工程を進めるにあたって、屋根の素材に適切な塗料を選んだり洗濯物を外に出すのは厳しかったりなど、作業前に注意すべきことをしっかりと確認しておきましょう。
八幡建装は、市川市にある総合リフォーム会社であり、市川市を中心に、船橋市や浦安市などで活動しています。
中間マージン費用がなく、お客様がお支払いする費用がすべてリフォームにかかる費用となるため、コスパ良く屋根塗装工事を実現することが可能です。
市川市や船橋市、浦安市で屋根塗装工事を頼みたい方やコストを抑えた屋根塗装工事をしてもらいたい方などは、ぜひ以下からご相談ください。